親なるもの断崖【特装版】として、ebookjapanで電子書籍の配信が復活しました！
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青森から室蘭・幕西遊郭にある富士楼に売られてきた4人の中で、最も容姿に恵まれなかった道子は、女将さんから下働きを言いつけられ、富士楼で掃除や飯炊き、女郎の世話といった雑用を数年間する事になります。
道子がどうしても女郎になりたいので梅から女将さんに頼んでもらったところ、道子自身は生理が来たと思っていた出血は、実は生理では無く病気であり、女郎にするのは無理だということを梅に告げます。
道子としては芸妓を希望していたのですが、その容姿ではとても叶う事はなく、女郎にもしてもらえないため、富士楼を出て幕西遊郭の外れにある山羊楼という、あばら家の遊郭に格安で転売されていきます。
その最底辺の山羊楼で「幕西の大衆便所」と言えば誰でも知っているような女郎として生きていきます。
道子が印象に残るのは、1部の172～173ページ
自分で望んで女郎となり、衛生環境もなにもかも劣悪な女郎屋で働き続けた道子は、壮絶な最期を遂げることになるのですが、4人の中では一番幸せだったのかもしれません。
顔はブサイクですが、一番明るく素直で優しいキャラクターとして存在しています。
ちなみに、道子の病気に関してはその後触れられることは無く、病気で死ぬわけではありません。
道子の最後については、ぜひ実際に漫画を読んでみて下さい。
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